ハクビジンについて
ハクビシンは、沖縄以外の日本全土(特に関東と東北)に生息しています。日本固有の在来種か外来種なのかは確定されていなく在来種・外来種と判定されていなく中途半端な位置づけをされています。営巣してしまうと同じ場所に住み続ける習性があるので棲み付かせない事が重要になってきます。厄介な習性が「ため糞」と言って糞をする場所を1カ所と決めて同じところに排泄しつづけます。
ハクビシンに天敵
ハクビシンの天敵は、アライグマ・フクロウ・タカです。その中でも最強の天敵がアライグマになります。ハクビシンはアライグマの棲家に侵入して乗っ取ろうする場合があります。ケンカの末、身体が大きく凶暴なアライグマに負けてしまうこともあるようです。ハクビシンの天敵が増えれば増えるほどハクビシンの個体数が減ると言われています。その代わり外来種であるアライグマが増えると日本の生態系が崩れる可能性が危惧されています。
ハクビシンを捕獲できない
ハクビシンは害獣で、在来種の生態系を崩す恐れがありますが届出なしに捕獲して駆除することを禁止されています。理由は、ハクビシンが鳥獣保護法で保護されている動物だからです。
現在、ハクビシンは外来種なのか?日本原産なのか?未だにハッキリしていません。その為、ハクビシンは鳥獣保護法で保護されています。ただし、ハクビシンによる被害で困っている場合は、県・自治体等に申請すれば駆除することが可能となっています。
ハクビジンの種類
ハクビジンには以下のような種類が存在します。
●アカハクビジン
日本全国に分布する、比較的身近な種類で、春になると淡いピンク色の花を咲かせます。森林や草原に生息し、高さ2~4mほどの低木に登ることが多いです。
●ノリタケハクビジン
北海道や東北地方に分布する、黄緑色の花を咲かせる種類で、アカハクビジンよりも一回り小型です。森林や草原に生息し、アカハクビジンと同じように低木に登ることが多いです。
●シロバナハクビジン
日本全国に分布する、白い花を咲かせる種類で、花弁が細長くて優雅な印象を与えます。山地帯や湿地に生息し、高さ1~2mほどの低木に登ることが多いです。
●ツユクサハクビジン
北海道や東北地方に分布する、小型の種類で、赤褐色の花を咲かせます。湿地や沼地に生息し、地表を這うように移動します。
●チシマハクビジン
北海道に特産の種類で、白い花を咲かせます。海岸近くの草地や崖地に生息し、海風に強く、低木にも登ります。
なお、ハクビジンは一般的に春から初夏にかけて花を咲かせるため、この時期には森や草原を散策すると、色とりどりのハクビジンを見ることができます。
習性
ハクビジンは、主に春から初夏にかけて花を咲かせ、その花の蜜を求めて蜜採りを行います。ハクビジンは蜜を集めるために、高い低木や小さな樹木に登ることが多いです。また、蜜を探し求める際には、他のハチやハエなどの昆虫と競合することがあります。
ハクビジンは、巣を作らないため、一箇所にとどまることはありません。採集した蜜を巣に持ち帰り、仲間と分け合います。特にアカハクビジンは、人家に近づいてきて、花を求めることがあります。ただし、ハクビジンは比較的穏やかな性格をしており、人間に対して攻撃的なことはあまりありません。